サロン・ド・バニーユ
千葉市松波にある店舗です。
( 現在は椿森に移転しています。)
千葉市弁天町にあるケーキ屋さんバニーユの支店です。
こちらの方は、サロンという名のつく通り、店内でお茶を楽しめるようになっています。
「カフェではなく、サロンを作る」というコンセプトで、店内は少し落ち着いた空間を作っています。
この現場をはじめて見た時の状態です。
以前はコンビニエンスストアが入っていたため、すべてガラス張りになっていました。
ビルの前はコンビニの自転車置き場になっていたらしく、コンクリートの床になっていました。
デザイン全般を提案したときの完成予想図です。
持っていく直前まで作成していたのを思い出します。
3DCGの計算に時間がかかってMacに向かって「まだですか〜」と呼びかけていました。
このまままるっきり同じものができるわけではありませんが、お客さんには分かりやすいみたいですね。
外観の全体写真です。
外観は、コンビニの時のアルミサッシをできるだけ残し、真ん中の所は壁を新しく作っています。
本店のデザインを引き継ぎ、木製のドアと、赤いテントを付けています。
緑の中に建っているお店を意識しています。写真左上の袖看板のデザインもウチでやりました。
建物の前の床はコンクリートをはがし、芝生を植えてあります。
この庭の部分は歩く人たちが横切ることを想定して、石を埋め込み道にしてあります。
通りに突然芝生があるので、目立つことでしょう。この建物一番の看板ですね。
建物の足下には古レンガという、その名の通りの中古のレンガを使用しています。
どこかの建物で使用されていたものを切り取っているらしく、よい風合いが出ています。
反対側の庭は、自転車置き場になっています。
芝生の庭に枕木を敷き詰めてあります。
こんなふうに停めて欲しかったんですけどね・・・
何にも書いてないから気づいてないのでしょうか。
皆さん歩道なんかに停めています。
玄関は木製の大きなドアがついています。
車イスを押して上がったり、ベビーカーで赤ちゃんを連れてきたお客さんが利用できるように、階段の右側にはスロープがあります。
壁のロゴは鉄板の錆びた色になっていて、チョコレートのようなおいしそうな色をしています。
その横の照明器具は「これいいな〜フランクロイドライトのデザインみたいだな〜」とおもって選んだら、その通りでした。
この看板は、バニーユ本店でケーキを買ったことのある人にはおなじみの、鳥のマークを元に、デザインしてみました。ちょっと枝が太くなっちゃいましたけどね。イメージは魔女の宅急便に出てくる、あの鉄板の看板です。
内装の家具を提案したときの完成予想図です。
本物のよりも少し広く見えていますが、だいたいのイメージはつかめると思います。
店内を入ったところの様子です。
サロンというコンセプトでしたので、全体的に席はゆったりとしています。
壁の材料は外壁と同じ素材で、左のスクリーンの向こうにはソファの席があります。
スクリーンの前にはパンを取るためのカゴを持った、グーフィーが立っています。
ここだけソファの席で、テーブルも少し低めになっています。
ここの窓は、外壁にある花台の花を見るために開けられた窓です。
少し贅沢な感じのする席ですね。
この席は片側がベンチになっています。
どの席にも、テラコッタでできた、ペンダントライトが付いています。このライトは、ワイヤーで吊るしてあって、浮かんでいるような感覚のものです。
この、大きな窓のまわりだけ、床をタイルにして、テラスのような雰囲気にしています。
ベンチの席の方とは、目線の高さに、パーテーションで区切り、落ち着いた感じにしています。
パーテーションは目線のところで、曇りガラスにしてあり、圧迫感の無いようにしています。
ケーキの入ったショーケースを一体化したカウンターです。
左側は紅茶や、パンを置くための棚になっていて、右の奥がレジカウンターです。
この奥は大きな厨房になっています。
オーナー夫人こだわりのレジカウンターです。
レジの手前には半円形のガラスがあり、その下はショーケースになっています。
レジカウンターとなりのドアを開けると、この洗面所に出てきます。
木のカウンターに陶器のボウル、真鍮の蛇口に陶器の取っ手がついてます。
トイレはちょっと広めで右の柱にコート掛けのフックが付いています。
写真にはでてませんが、紙巻き器は洗面所の蛇口と同じく陶器のベースにブラスカラーの物を使用しています。
この棚はトイレに座ったときの右前にあります。
コケのボールにミニチュアの人が座ってました。
誰の趣味なのでしょう?私は結構好きです。
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